甲子温泉は、栃木県の北部のほぼ県境に有る福島県川の温泉地です。
ちょっと名称を読みづらい方々も有るでしょうが、甲子温泉は、’かっし’と呼びます。 甲子温泉は甲子の山中にあり、今から600年 以上前の志徳元年（1384）甲子の年に、州安和尚に発見されたことにその名の由来が あると言われています。 豊かな湯量が自慢で、夏は阿武隈川での渓流釣り、秋の紅葉などが素晴らしいと紹介されています。 そして、この甲子温泉が発見されたのが、至徳元年甲子（きのえね）の年であったことから、甲子温泉（かしおんせん）と名付けられたと伝えられている・・・・云々 しかし歴史は遡るものでちょっとむずかしい感じもします。
この甲子温泉は、やはり春と秋が風景は素晴らしいのですが、この一番奥にある秘湯の大黒屋は、一昔前まで、いや、このカッシトンネルが出来るまでは、まるで自分の庭先に有るような渓流（実際は、阿武隈川の源流）を渡るために１００米もあるような長い階段を渡り廊下のように下りて行き、やっと大きな湯船、かなり大きいので水泳ができる大きさと思ってよいでしょう・・・につくのです。
今回、久しぶりに訪れると少し当時の面影が残る程度の旅館となってしまいましたが、風呂までの降りてゆく廊下は、合致炉としたコンクリート作りに改良されており、と往時の面影はなくなっていました！ それでも一番下までゆくと激流の流れる川を渡る辺りから、昔のままの面影が残っていました。 秘湯、温泉というものは、このように簡単には入れない温泉が良いのでしょう・・・・この甲子温泉の一番奥に有る湯なので人気がありますが、現在は、このカッシトンネルの途中から南側に降りる道ができているのでそこから下りて直接行ける道が出来ました・・・・この所の道を利用すると、ほんの６分程度で大黒屋温泉に到達することが出来るのです・・・・
一般的には、甲子温泉の奥甲子温泉への道でこの日塔に向かうのが常だったのですが、時代とともにそういう流れは変わってゆくものだと思いました・・・
今回は、周辺の紅葉が素晴らしい時期に、この紅葉と組み合わせての旅となりました。 ２０１３年の好悪用jは、何か台風ばかりで紅葉を見る機関がなくなってしまいましたが、それでもこの周辺の紅葉は、今も素晴らしく、かなりの人で賑わっていたのです。 大黒屋の温泉秘湯では、駐車場に次から次えと降りてくる人が多く驚かされました。 この温泉は、午後の３時までが、日帰り入浴の入館時間なので安心して温泉に入ることが出来ました・・・
昔を思いながら降りてゆくと温泉が大きいのでそれほどの人の感じがしません・・・とにかく湯船が大きいのでっす・・・まるでプールに入っているようです。 そして右側には女性専用の風呂も用意されているので大浴場が混浴なのでそれを控えたい方がtらにはそちらに入ればよいのでしょう・・・・秘湯ですから昔のままの構成で自分の脱いだ衣類は、棚に入れており風呂に入っている間も見ていられるので盗難の心配はなく、昔からの方法の良さが伺われます。 最も長野県のお古い温泉などもこうした構成で出来ており、自分の金品を風呂に入っているあいだじゅう見張っていられるのですから、簡単でとても良い構成だと思いました！
この時は、午前中にこの甲子温泉に白河インターから向い、トンネルを潜り抜け、下郷に入り、観音沼、そして道の駅というような旅の計画で行きました。実際は、会津の湯野上温泉から左に折れて大内宿も目指したかったのですが、とにかくここは、秋の時期には、混雑で入れないので観音沼の紅葉を楽しんでから大黒屋を目指したのです。
観音沼の紅葉も抜群であり、途中甲子温泉周辺の山も紅葉は素晴らしかったのですが、少し買っし周辺は早めの紅葉という感じでした。 雪割橋などもちょっと紅葉には早すぎて今回は見てこなかったのです・・・・
それでも全般的には、今年の紅葉飲み納めとしては抜群で温泉にも入り素晴らしい時間を過ごせたといえるでしょう・・・・もうすぐ１１月の音が聞こえてきます・・・・こうなると平地までもが紅葉に染まる時期が参ります・・・・一度でも冬将軍が来て一夜に一度の寒気、霜が降ってしまうともう紅葉は一度に終わりを告げてしまいます・・・・それまでの間に美しい紅葉を楽しまなければならないのが例年のこの周辺の紅葉なのです！
以上甲子温泉の紹介です・・・・意外と魅力あふれる静かな温泉であることがおわかりいただけるでしょう・・・この時は少し紅葉が早かったのですが、この温泉は一番奥にあるので紅葉もかなり進んでいました。紅葉、そして温泉・・・・誰もが願う一時の出湯の静かな旅・・・今年は手ごろな旅を那須の裏のほうで過ごしてみてはいかがでしょうか・・・
関連情報： 観音沼、下郷、湯野上温泉、>大内宿、>甲子温泉湯治場一覧、大黒屋、>白河小峰城、南湖公園、>白河の関神社、湯治場一覧等など・・・