小太郎ヶ淵

小太郎ヶ淵 塩原

塩原温泉に有名な、小太郎ヶ淵がある。 

ちょっと聞いただけではわからない方々も多いが、この小太郎ヶ淵は、塩原温泉ではちょっと街から外れた場所にありしかも古びた家で団子などを食べられるといった変わった風情の場所である。

 ここは、もともと、渓流が流れておりその流れが岩場に当たり砕け散るような場所であり、夏と秋には、最もこの場所の風景が素晴らしくなる時期でもある。 一般的に、現在は、塩原温泉に行くとバスなどでは、福渡温泉を過ぎるとバイパスで通過してしまいそこからの渓流の美しさには、出会うことができないといえるのです。  参考:「福渡温泉」露天風呂など紹介

塩原温泉の小太郎ヶ淵の様子

   旧道ならば、鄙びた昔風の旅館など見えてきて、なるほど・・・・ここが塩原温泉かといった感じが込められて来るに違いないのですが! 話を戻して、この小太郎ヶ淵は、このバイパスに入り暫く行くと塩原のビジターセンタが、左に見えてくる。 そしてそれを超えると渓流の橋があり変速十字路に至るので、そこを左に曲がれば後は、小さな看板であるが案内があるのでそれに従ってゆけば良いこととなる。 コースとしては、ハイキングと乗用車によるたびと、混在している観光地と言えるでしょう・・・道は狭いながら、長い道の傍らに車を止められるので、十分、楽しめる場所と言えるでしょう・・・初夏から、秋にかけての人気のスポットなのです・・・

 

  一般的には、川を渡りそして山を登りといったハイクでも良いのですが、今では乗用車でこの場所に至る人が多くなってきているようです。 しかし小型バスでも、この場所位には、入っていけないので注意をしたいものです!  最後の入り口で一箇所急坂があります・・・道は良いとはいえないが、一応軽自動車でも小型でも車ならば、十分到着できる場所と紹介しておきましょう。 夏は、青葉が茂りこの界隈は、水しぶきが飛ぶような渓流の場所に降りて行けるので人気があり、この石の上にござが敷いてあって、そこで住すとか団子など食べて過ごせるようになっている。 渓流の流れる小さな小瀧は、夏の暑さをわすれさせてくれる絶好の場所として紹介しておきましょう。 渓谷でも、この場所は、岩が多く、流れがきついので、水遊び場所としては、適していない場所です・・・

 

 

   実は、この道を戻らずに南に下るとちょっと道は狭いが、、最終的に、矢板の有名なツツジの咲く高原に到達できるのです。 勿論、そこまでゆけば、道も完全舗装なので矢板もすぐ峠の下ということであり、実際塩原温泉の秋の混雑の時にはこの道が迂回路としてり利用されることも多々、あるのです。

 

   ここの小太郎ヶ淵は、昔からの言われ、古事来歴があってこれが不思議とみんなの心をくすぐってこの小太郎ヶ淵を訪れる人が多いようである。 ちょっと、その話を紹介してみよう  「それは、ある時、家来たちは、若君小太郎をそそのかして、紅葉狩りをこの地で行い、家老の暗殺を謀たが、計画が事前にもれてしまい逆に攻められ、矢傷を負った小太郎は、この淵に身を投げて果てた、といわれる伝説が今でも残っているのである。そして、今なお、小太郎の墓は、門前町のあの牡丹の花で有名な妙雲寺にあるといわれている」・・・まあ、これだけの話であり、霊がいるとか、何とかと言う場所ではないのですが・・・同じ感じの場所では、栃木大平山の「大中寺」の寺のほうが、よほど恐ろしい霊のまつわる話が、残っていますが・・・

 

 以上、このような話であるが、この身を渓流に投げたという伝説が切ない歴史的重さを感じさせてくれるのかもしれないのです!

 

    ★その他参考事項:この小太郎ヶ淵に行った時には、季節の良い時には、ここから矢板方面へ抜けると良いでしょう・・・ほとんど車の通行はないので自然を独り占めできる道です。 実際は、秋が最高の季節なのですが、そうは、言っていられない人もいるので、自然を愛する人達ならば、いつでも問題はないといえます。 この道は、山岳道路であり、よく整備されており、一本道なので塩原温泉の交通が混雑するときには、迂回路としても利用できるばしょです。 途中から、奥塩原に行く、右に曲がる路もあるが、これは矢板に出られなくなるのでますぐゆくのが良いのです・・・矢板側には、湧出される滝なども多くあるので、よく車を止めて楽しんでいる人達を見かけることもある・・・参考: 尚仁沢の名水寺山ダム寺山観音、など見る場所は多いのである。