雲巌寺
雲巌寺秋
栃木県の北に雲巌寺という有名な寺がある。 黒羽からすぐにある場所であり、この周辺は芭蕉が通過した場所でも有名である。 この寺には,特に秋になるとバスでその景観を見ようと団体客が訪れているのである。 ここは,伸びやかに那珂川が流れている場所でもあり落鮎の最後の時期に紅葉も来るためその時期を見計らって旅を検討する方々が多いようでもある。 この辺は,みちのくの始まる最南端地域でもあり少し北に進めばもう東山道の道の駅に至る場所でありすぐ義経の辿った道のりであることもおわかりいただけるであろう・・・・そして,このへんは杉,ヒバ類が多く植林されてはいるがこの場所だけは綺麗な広葉樹が茂っており美しい秋の色を堪能出来る場所なのである。
雲巌寺は,黒羽からやや西に大子方面へ山間地を行くと訪ねることができるが,写真で紹介しているように比較的もみじも多い場所であり通過する道の上に覆いかぶさってあるこれら美しいカエデ類の紅葉は誠に綺麗なのである。 そして一度でもこの寺を訪れるとこんなにも豪華な寺がここにあったのかと驚くばかりなのである。 朱色を基調とする橋の色は、この周辺に近づくにして現れてきます。 苔むした石の周辺は,その歴史を物語っているのです。
写真でもしばらくと待ってこれら美しい紅葉を見惚れている姿が、あちらこちらに散見できるのである・・・・ここは,農道であり車はそれほど交通量はなく全線舗装されているので,有り難い道路である。 この寺を見る手前あたりがこのカエデ類の美しい場所となるので知っていると良いのかもしれないのです。 地元の人はこの紅葉の美しさを井戸端会議で 「昨年は今年よりも美しく色づいれいたよね！・・・」などど日常の会話に勤しんでいるのである。
雲巌寺は,道路から駐車場に車を止めて反対側の境内に入るとこのような美しい朱色の橋があって一際目をひくのである。 ここで多くの人は,この美しい橋の袂で写真などをとって左右を見ながら秋の静けさを堪能するのである。 色の良い時,紅葉の色が良くない年,色々その諸条件によって異なるが,毎年訪れても決して損のない場所であることには違いないのである・・・・
鐘楼があって,その後ろを彩る紅葉は素晴らしく鐘の後ろ側とのコントラストは見るべきものがあるのである。