憾満ガ淵

含満ヶ淵  

★20200718:含満ヶ淵の地蔵尊がコロナ対策のためマスクをしています・・・・今月限りの行事で、輪王寺で特別な御朱印がいただけます。 限定百枚・・・・この化け地蔵村のマスク姿を、スマホなどで撮って証明する必要があります!

日光には、色々歴史めいた名所が多い・・・・まあ、言ってみればこれは長い歴史に育まれた環境なのだろう。

 とにかく一般的には日光の神社仏閣をひと通り見てくrまで奥日光の方に雪自然を見てから帰るといった流れが一般的といえるでしょう・・・・しかしまだまだ見たこともないような変わった迫力ある場所もあるのだ! 特に若い方とか外国の方々に人気が上がっているという・・・それが憾満ガ淵(別名含満ヶ淵)である。いずれも読み方が難しいが「がんまん」、そして「かんまん」 と呼ばれている。 これはこの近くに行くとどちらの名称でも書いてあるが憾満ガ淵のほうが奥ゆかしさを表現しているようにも思われる・・・これらの説明は、「男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝。 川岸に巨岩があり、岩上に晃海僧正( こうかいそうじょう)によって造立された不動明王の石像が安置されていましたが、その不動明王の真言(しんごん)の最後の句から「かんまん」の名がついたといわれています・・・・」日光旅ナビより

石仏が出迎えてくれる憾満ガ淵

言われは、色いろあるにしても 色々故事来歴はありますが、蕎麦屋さんのページには、「田母沢御用邸のすぐ近くを流れる大谷川対岸に、含満ケ淵と呼ばれる名勝があります。 世界の観光地として知られる日光で、近年、もう1つの日光として脚光を浴び始めました。 日光をこよなく愛された大正天皇は、避暑地としてお過ごしになられたようですが、この地に足を運ばれた折り、歌をお詠みになられたそうです・・・・」という内容の興味深い話もありました・・・含満の茶屋 より

さて、ここで現在の憾満ガ淵では見られない歴史的な建物を紹介してみましょう・・・実は、数十年前まではこの場所はすすきに覆われた荒れ地だったのです。 沢山の雑草の生い茂るかなりキツイ、一般の観光客が来るようオナ場所ではなかったのでした・・・それが今では綺麗に整備されてしまい、この憾満ガ淵が知れ渡ったのです・・・当時の感覚のほうが何か仏像のためには、良かったのかもしれませんが・・・そしてそのすすきのたくさんある中を通過してゆくと突然門が現れ得ました・・・下の写真がその門です。 かなり古いイメージが伝わってくるでしょう・・・現在では難なくここに入っていけますが・・・・何か妖怪変化が居るような感覚に浸ることが出来たのでした!

含満ヶ淵の昔の門の状態・・・

さあ、いかがですか、今の含満ヶ淵のほうが近代的になっていることがお分かり頂けるでしょう・・・

憾満ガ淵の幽玄な感じの場所含満ヶ淵と大谷川

実際ここを訪れてみるとわかるのですが、俗称で化け地蔵と呼ばれています・・・・というのもいくら数えても全体の数が合わずに化けているという言われからですが、それほど多くの石仏が並んで大谷川のほとりにあるわけです。 最近では、夜の観光で電気、ローソクの照明付きで2月ころ祭りが行われています・・・・これはとても幻想的な祭りで一度は訪ねてみると良いでしょう!

憾満ガ淵の石仏群落

ここは、まだ数十年前ですがすすきが沢山生えていてその中ほどにこの憾満ガ淵の入口の山門だけが静かに立ち並んでいたのです。 その頃は余り観光客の足はなく本当にここを知っている人だけの境地、やすらぎの場所でした・・・勿論トイレの設備もなく今とは比べ物になりませんでした・・・・ところが最近ここを興味深く訪れる人達が多くなったのです。 本当に歴史の変革は目覚ましいものがありますが、ここはたしかによく考えると歴史遺産としては、素晴らしいものだということが一度でも尋ねた人にはわかるでしょう・・・・

今では川沿いから入り橋を渡り旧家の並ぶ道を登ると急に山の中に入り大谷川をわたって直ぐに憾満ガ淵に到着します! この川は、警固の滝から落ちてくる水の流れです・・・・大谷川の流れで最終的には鬼怒川に合流する川です。 車をパーキングに停めて静かに山門の方向干支行ってみましょう・・・・夏ならば大谷川の飛沫で涼しく感じられるかもしれませんが東照宮からそれほど遠くないのにこんな場所があるのかと本当に驚かされることでしょう・・・・

憾満ガ淵の水の流れを見る

この憾満ガ淵の一番奥まで行ったとしてもそれほどの時間はかからない・・・・ゆったりと散策しても30分程度で終わる。 途中見晴らしの良い東屋があってここから見る大谷川の流れと岩場は絶景である! 写真のポイントとなっている・・・・そしてこの流れを下ると神橋の下を流れる川となっているわけである。

含満ヶ淵の渓谷美

憾満ガ淵にはちょっとした東屋がある。 その蕎麦からその流れを楽しんでいる人も多いのである。 丁度後ろ側には沢山の石仏群がありその反対側がこうした渓谷美を形成しているわけである・・・

含満ヶ淵の流れ

含満ヶ淵の渓谷の流れは急流であり、ちょっと降りてゆくには危ない場所といえる・・・上から静かに眺めるのが良いのであろう・・・

憾満ガ淵の石仏 色々な顔の

一方、対岸には、日光唯一の東大の植物園がある。 その時その時の自然に合わせた草花、木々が沢山あってそれらの名称が名札で書かれていて5月の美しさは格別である! 勿論秋も良いが春が最高潮となる。 またその東側には、菅笠日限地蔵尊のある有名な寺があり、これも歴史的には見逃せない場所である。 そして最も有名なのが、田母沢御用邸ということになるだろう・・・・尤もこれは日光の街道筋にあるので見逃すことはないだろう! そして時間があれば日光の教会も素晴らしい・・・・こんな素晴らしい建造物がここにあるのかと驚かされるだろう・・・

菅笠日限地蔵尊のある寺・・・

日光の歴史ある教会・・・

東大植物園の中にて・・・

綺麗な珍しい花が咲いている・・・

というように憾満ガ淵には、色々な地蔵尊を見るだけでなくその近隣に名所旧跡がたくさんあるということである。

参考情報:★★★ 裏磐梯紅葉特集・・「裏磐梯紅葉1」「裏磐梯紅葉2」「裏磐梯から紅葉3」「裏磐梯から紅葉4」「裏磐梯紅葉5」「裏磐梯紅葉6」「裏磐梯紅葉7」等など